ESGカレントトッピクス

運用機関の上場とコーポレートガバナンス

昨年末にマザーズ上場予定だったレオス・キャピタルワークスが上場を取りやめた。上場取り止めの理由を「コーポレート・ガバナンス及び内部管理体制の有効性について投資家保護の観点から深堀りすべき事項が発生した」と説明している。要請はみずほ証券からあ...
ESGカレントトッピクス

薄いルールブックを決めたCOP24

毎年この時期はCOP(Conference of the Parties)、気候変動枠組条約締約国会議が開かれる。今年はポーランドのKatowice(たぶんカトヴィツェと発音)で24回目のCOPが開かれた。まずパリ協定について復習しておくと...
ESGカレントトッピクス

日産とコーポレートガバナンス

日産のゴーン社長の逮捕は、メディアではワイドショー扱いの事件となっている。メディアに流れている容疑は、有価証券報告書の虚偽記載。ゴーン社長の高給は有名だが、実は有報上(5年で約50億円)の2倍くらい(5年で約100億円)だったらしい。他にも...
ESGカレントトッピクス

PRI in Person (4) 気候変動の情報開示はTCFDで

全体的に大義名分の多い会議だったが、TCFDについても、「これからの気候変動に関する情報開示はTCFD 」ということはアピールできたが、「TCFDってどうやるの」というアクションプラン(方法論)はよく見えないかった。したがって気候変動情報開...
ESGカレントトッピクス

PRI in Person レポート(3)気候変動のCurrent Status

PRI in Person ではガバナンスはほとんど取り上げられない。理由は色々と考えられるが、元々E&SとGは別々のグループだ。MSCIやFTSEのESGスコアに従来Gの要素は入ってなかった。MSCIの現在のG要素はGMIというG専門だっ...
ESGカレントトッピクス

PRI in Person 2018レポート(2):アルゴアとユニリーバのキーノート

PRI in Person 2018 at SFのキーノートはDay1は、気候変動セレブのアルゴア元副大統領だった。副大統領や次の大統領選を戦っていた頃は、ハンサムな見た目の割にスピーチがヘタで随分損をしていた感があったが、最近はちょっと酔...
ESGカレントトッピクス

PRI in Person 2018 in SF 参加して(概要編)

PRI in Personは、PRIの年次総会で毎年秋に開かれている。ゼロエミッション規制など気候変動と戦うカリフォルニア州のジェリーブラウン知事の招きで、今年はサンフランシスコで開催された。サンフランシスコではクライメートアクションサミッ...
ESG投資の基本

インパクトボンド

インパクトボンド(Impact Bond)は、社会的インパクトボンド(Social Impact Bond)とも呼ばれるが、日本のJICAや学生支援機構が主張しているソーシャルボンドとは異なる。インパクトボンドは、社会への影響(インパクト)...
ESG投資の基本

PRI署名機関投資家のコミットメントとは

文字通りのPRIは機関投資家のESG投資へのコミットメントを示しており、PRIに署名するとは、まさにこのコミットメントへの署名であるSignatories’ commitment(署名機関のコミットメント)は比較的短い文章で、まず“As i...
ESG投資の基本

責任投資原則(PRI)のはじまり

この8月にアナン元国連事務総長が亡くなった。ノーベル平和賞を受賞された初のアフリカ出身の事務総長であり、輝かしい功績が沢山ある方だが、ESG投資業界でもPRI誕生に関わっていた。ここ10年くらい「ESG投資セミナー」でESG投資を紹介してき...