ESGカレントトッピクス

気候変動関連のメモ(2020年1月)

ブログを更新できない間に第2次気候変動ブーム(勝手なネーミングだけど)が到来したようだ。日本のメディアを追っかけても何かモヤモヤとよくわからない感は強いと思うので、ワイドーショーコメンテーターのような解説を少ししておこうと思う。スウェーデン...
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PRI in Person 2019の辛口レビュー

今年のPRI年次総会は、パリ開催。昨年のサンフランシスコを上回る1600人規模となり、日本からも80人が参加した。9月10日火曜日から木曜日までの3日間の会議だったが、月曜日は東京は台風が直撃で飛行機が飛ばず、金曜日はパリ市交通ゼネストで空...
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密林炎上

通販大手のアマゾンではなく、地球最大の密林アマゾンで森火事が多発しているニュースがメディアを賑わしている。えーっと、火災ってことは森林破壊か、その場合はESGのどの項目だったっけとか、SDGsだと何番だっけチェック、ウチには関係なさそうだな...
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上場子会社のアスクル

グローバルESGウォッチャー改め、ジャパンガバナンスウォッチャーです。日産、リクシルの次はアスクル(2678)だ。アスクルの株主総会で、岩田CEOと独立取締役3名の選任が否決された。親会社のヤフー(41.67%)と2位大株主のプラス(10....
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ちょっとだけSDGsなど

SDGsについて話してくれという依頼にはやんわり断っている。「たぶん10分くらいで終わりますが」嘘だ。SDGsには17のゴール(大項目)があり、それぞれのゴールにターゲット(小項目)があって全部で169もある。全部解説しようとしたらもちろん...
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LIXILガバナンス物語(シーズン完結編)

6月25日のLIXILの株主総会で、クライマックスを迎えたLIXILガバナンス物語はNetflixのStranger Thingsの向こうをはれるくらいのドラマチックな展開となり、早くもシーズン2突入となった。総会の結果は第1号議案(会社議...
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ああ日産

ゴーン氏を東京地検特捜部に渡した後、日産はガバナンス強化を図って、業績不振でもマネジメントは西川社長CEO体制のまま、主要株主であるルノーとのアライアンスはそのままで経営統合はなしで、株主総会を乗り切るつもりのようだ。ガバナンスの強化とは、...
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LIXILガバナンス物語(後篇)

(あらすじ)自ら招いた瀬戸CEOを辞任させ、潮田会長は自らCEOに再登板、社外取締役で指名委員会の委員長だった山梨氏のCOO就任させたところ、外国人株主などから、ガバナンスの不全が指摘された。外国人株主や伊奈一族からの臨時株主総会招集要請が...
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LIXILガバナンス物語(前篇)(改定)

(あらすじ) LIXILグループは、1.6兆円規模のトップライン(売上高)を持つ世界最大の住宅内装建材、住設機器メーカーである。トステムとINAXの合併を基に、サンウェーブや新日軽なども加え、さらにクロスボーダーM&Aでアメリカンスタンダー...
ESG投資の基本

ESG投資とは(定義)

ESG投資は草の根的に拡がったため、きれいに定義するのは難しい。後発の責任投資原則(PRI)は、PRI策定時にすでにあるESG投資的なものをできるだけ抱合し、かつ受託者責任(Fiduciary Duty)との整合性が保たれるように工夫した結...